住宅 ・ 建築と空間 ・ 建築家
THE BLUE WORKS
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地方都市郊外の中心市街地近く、築25年のマンションの改修計画である。
クライアントは二人の子供を持つ、共に写真家の夫婦で、個人的には素朴で透明感のある家族写真がとても印象的であった。
本計画ではクライアントの人柄を象徴するような写真作品のイメージをどのように空間に表現するかを課題とした。
はじめにインテリアの印象に大きな影響を与える部分である床材をクライアントと打ち合わせを重ねながら、明るく素朴な素材感を感じることのできる木材を選定した。
内装クロスはビニールクロスではなく、床材と相性の良い、素材感を感じる紙クロスを採用している。
また、室内を一体的に使いながらできるだけ外部からの光を届けるため、和室には可変性を持つ収納可能な建具を製作した。