住宅 ・ 建築と空間 ・ 建築家
THE BLUE WORKS
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計画地は市街地からほど近い住宅地の一角で、建物はクライアントの祖父から引き継いだものである。
クライアントの祖父は以前工務店を営んでいたこともあり、建物自体のコンディションは年代の割には良い状態を保っていたので、既存の門柱などを含めた庭の雰囲気を残しながら必要な駐車スペースをどのように残すかが主題となった。
建物のコンディションが良いこともあり、建物自体の改修はほぼ水回りと表面的なものだけに留めた。
既存の建物の記憶を残すため、特徴的な木造の囲いを廃棄せず、修繕して西側の隣地との境界へ移設した。
それにより、必要な駐車スペースを確保しながら祖父母が住んでいた頃の記憶を継承している。